おまけページ

最終更新 99/01/05


制作者コメント

S.Watase(プログラムその他)

 ANGEL OPERATIONは、港北すぺくたあ始まって以来の大規模開発になりました。しかし、スケージュール的にはあまり余裕がなく、かなりきついものでしたが、それなりに納得行くクオリティが達成できたものと思っています。

 いろいろ慌てていて、このコメントを入れ忘れるなど、トラブルがありましたが、ゲーム自体に致命的なバグはないようです。よかったよかった。

 タクティカルロボットバトル、というなにかよく分からないネーミングなのですが、アクションゲームとキャラクター性を両立させるには?という問題を考え続けた一つの解がこういう形になりました。Assault Gearタイプだと、味方キャラがいても影が薄いんですよね。ゲーム始まっちゃうと自分(=主人公)と敵以外いないのと同じですから、味方は単なる弾除けか邪魔者になってしまいます。

 会話シーンがあるんですが、一応恋愛シミュレーション的な要素もある、はずだったんですけど、戦闘での好感度上下が大きすぎるので、多分分からないでしょう・・・。ちなみに、内部パラメータ「好感度」は、(戦術マップ終了時の士気-100)の累積値で、戦闘には一切影響しません。

 ゲームの難易度ですが、Assault Gear 2があまりに弾速が遅くて、簡単過ぎるのでは、との反省から、かなり速いテンポのものにして、1ランク上の難易度を設定しました。どうでしょうか?
 最初の方は易しすぎるぐらいですが、ミッション11-12(雪山のやつです)あたりで、ウォーホークの複数機組に会うと、作った本人も少し苦戦します。
 しかし、本人はテストプレイのし過ぎで難易度感覚が狂っているので、他人の感想はとても聞きたいところです。「難しい」「簡単」「解けねーよこれ」など教えていただければ嬉しく思います。管理者のアドレス(admin@mutate-soft.com)までどうぞ。

 i3D2ライブラリもAssault Gear 2のときよりはるかに安定してきました。次の課題は、自前ラスタライザによる非HAL環境での描画の高速化でしょうか。普通の市販ソフトだと、たくさん売らないと採算が合わないので、ターゲットを広げなければならず、HAL非対応機での動作も多分必須だと思いますが、そこは同人、作り手が客を選んでよいということで、今回見送らせていただきました。このゲームの画質をエミュレーションで実現するのはPentiumII-450MHzを持ってしても不可能だし、個人的にも画質の劣るモードで遊んで欲しいとは思いません。ビデオカードが何万円もするならともかく、安いですから。しかし、HAL対応カードが用意できない場合の緊急避難的措置として自前ラスタライザを付けると思います。次回(またはバージョンアップ時)は。 (付けました:Version 1.10)

 今回、知り合いのサークル「モーニングブレッド」で仕事をしているあさのたかおさんに作曲を依頼しました。おかげさまで、とてもゲームらしく(^_^;)仕上がりました。ありがとうございます。デュプリ時間の関係で、低サンプリングレートでしか収められなくてごめんなさい。

 以下に収録し忘れた(すまん)作者コメントを掲載します。

あさのたかお(音楽)

音楽について
============

音楽を担当いたしました、あさのたかおです。
今回は製作期間が非常に短く、しかもイメージがなかなかまとまらないなど、
作業は難航しましたが、なんとか形にすることができました。
では、曲の紹介をさせていただきます。

オープニング
------------
第10番「決意の行進曲」イ短調(1988年10月頃)
 昔MSXのFM音源で作った曲をアレンジし直しました。データを移植できれば
省力化になる、と考えたのですが移植作業は非常に面倒で効果も期待できない
(なにしろ10年以上前の、今よりもさらに稚拙なものしか再現できない)ため、
結局全部新しく打ち直すことになりました。

戦略マップ
----------
第59番「荒野の旅」イ短調(1998年12月25日)
 これこれ、こういう曲が作りたかったんですよ、ホルンを使った壮大なマーチ
(ウソつけ)!なんか戦略シミュレーションってあまり好きじゃないけどこんな
感じだよなあ、と思いながらできた曲です。それにしてもこんな曲を、クリスマス
前夜に友人宅で打ち込む私って……

戦闘シーン
----------
第58番「ドッグファイト」ニ短調(1998年12月17日)
 CDプレーヤなどでかけると意外とおとなしい曲にも聞こえますが、あまりうるさく
しなくても緊張感と脈拍は上げられるものだということを、以前とあるゲームで
教わったので今回挑戦しました。

エンディング
------------
第54番「ずっと忘れないで」ト長調(1998年5月31日)
 今回のゲーム中唯一の明るい曲です。いつもならここに歌詞も書いておくのですが、
間に合わなかったのが残念です。サビの部分「Remember 忘れないで Forever 私との
ことを ~」というフレーズはかなり前からできていたのですが……。誰かあと作って!
 私はいつも、エンディングには歌詞をつけて歌えるような、明るく楽しくやさしい
曲を入れようと心がけています。それは、この曲を聴いた人がそういう気持ちで現実に
戻ってほしい、というのが私の願いだからです。

最後に
======

 このディスクに収録した全ての曲とそのファイルについての権利は、あさのたかおと
港北すぺくたあに帰属しており、個人でゲームのBGMとして楽しむために配布している
ものです。これ以外の目的での利用は、個人法人を問わず、事前に権利者の許諾が
必要です。
 この曲が少しでもゲームのイメージに貢献できたら、またこの曲を聴いた人が少しでも
楽しんでいただければ幸いです。

1998年12月28日
あさのたかお


Copyright by MUTATE Software 2018
管理者宛メール